メクネス
モロッコの首都ラバトの東に位置する街メクネス。17世紀にアラウィー朝の王都が置かれた古都であり、「古都メクネス」として世界遺産にも登録されています。メクネスの最大の見どころであるマンスール門はムーレイ・イスマイルの命によって建てられた門で、彼の死後1732年に完成されました。アフリカ最高傑作の門とも称されるほどの造りで当時の繁栄ぶりを現しています。マンスール門の北側に広がるメディナ(旧市街)が広がり、旧市街の中心エディム広場では、マラケシュのフナ広場のようにカフェやレストランが立ち並びにぎわいを見せています。メディナ内にはスーク(市場)が広がっており、地元の人々の生活を垣間見ることができます。メディナ内に佇むブー・イナニア・マドラサは、14世紀に建てられたイスラム神学校で、内部には精緻なデザインが施された彫刻やモザイクで装飾された美しいイスラム建築を見ることができます。迷宮都市とも呼ばれるフェズの街からは車で1時間ほどの距離にあり、フェズからの日帰り観光で訪れることも可能です。マラケシュやフェズのように観光客で活気に溢れている訳ではありませんが、古都らしい落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
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メクネスのおすすめ観光地3選!
ムーレイ・イスマイル廊
ムーレイ・イスマイル廊はメクネスを作ったかつての王様ムーレイ・イスマイルとその家族が眠っている廊です。見どころはその彫刻です。イスラム建築最高傑作の一つとしても知られている、繊細な彫刻とモザイクのタイルが壁や床、天井に張り巡らされておりとても美しいです。
外はとても暑いのですが、この廊の中に入ると不思議なことにとても涼しく、地域の方もゆっくりと座ってお話をされていました。ここは非イスラム教徒でも無料で入場することができるので、メクネスに来た際にはぜひとも訪れてほしい場所です。
マンスール門
マンスール門はメクネスの玄関口ともいえる存在です。蹄型の美しいアーチが目を引きますが、よく見ると、青と緑の繊細なモザイクや彫刻が施されており、その美しさに目を奪われます。門のすぐ隣には、マラケシュのフナ広場を思わせるエディム広場が広がり、地元の人々でいつもにぎわっています。私たちが訪れた時は改修工事をしており広場は静かでしたが、地元の方がのんびりとティーを飲んでいたりとても心地よい空間でした。また、反対側には旧市街が続き、まさに町の中心地としての風格を感じさせます。
旧市街地(メディナ)
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水飲み場です。少し前までは多くの場所でコップが置いてあり、地元の方の水分補給の場として使われていました。
メクネスの旧市街(メディナ)は、フェズほど大きくはありませんが、やっぱり細い路地が入り組んでいて、まるで迷路のようです。フェズやマラケシュのにぎやかなメディナも楽しいですが、メクネスのほうが少し落ち着いた雰囲気で、地元の人たちの暮らしがより近くに感じられます。
ちなみに、金曜日はイスラム教の祝日なので、観光地化されていないメクネスではお店が閉まっていることが多いです。行くときはちょっと気をつけた方がいいかもしれません。
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